地獄楽。を読んでみて。

 地獄楽をご存じでしょうか?

 少年ジャンプ+で連載されていたバトル/アクション作品。週刊誌ではないので、割と残酷な描写なども多いが、引き込まれるような世界観は魅力的だ。そして何より墨絵のような独特な作画は見入ってしまうだろう。

 そんな地獄楽の魅力を紹介をしていきたいと思う。

地獄楽

地獄楽
出典:rakuten.co.jp

 賀来ゆうじさん原作で、少年ジャンプ+で2018年~2021年まで連載されていた。最近まで連載されていて少年ジャンプ+でも大人気作品である。全127話で構成されている本作。話数は決して多くないが、なんとアニメ化も決定している。

 現在はまだ製作やキャストなど未定ではあるが、確かにアニメ化しやすい内容だと思う。最近のジャンプ作品は残酷な描写が多いと感じるが、そういう時代になったのかな?と受け入れている。むしろ嫌いではない。"読み応え"で言ったら地獄楽はそういった類の物だろう。

あらすじ

 江戸時代末期に死罪人として囚われていた最強の忍「画眉丸」は、愛する妻にもう一度会うため極楽浄土と噂される島へ出向くことに。そこで「不老不死の仙薬」を見つけて戻れば、無罪放免が約束されるためだ。

 だが、そこには無罪放免を望む他の死罪人や罪人の首切り執行人の山田一門の人間も1人ずつ付けられた。何か不審な行動をとった際は、すぐに打ち首に出来るようにするため。そして画眉丸についたのは「山田浅ェ門 佐切」であった。

 無罪放免をかけて仙薬を探すため島に着く一行だったが、異様な違和感のある島。そして命をかけた戦いはすでに始まっていた…。

 とまぁ、こんな感じです。悪と正義のバディは中々斬新な設定ですね。

感想

 残酷描写が多いため邪道な感じがしますが、中身は王道バトルです。

 成長と友情のような感情はまさしく少年誌だなと思うし、内容はおもしろい。が、結構容赦ないなと感じる。強いて言わなくても"急いでる"感は否めないという印象。

 じっくりと考察して読みたい方には、せっせとしているのが好かないかもしれない。後付けっぽく感じやすい表現も多いため、こればかりは好みになってしまうので難しい。だが、純粋なバトルで見るなら間違いなくおもしろい。

 正直に言ってしまうと、私的には地獄楽のスピード感は苦手。でも、戦闘シーンや人間味のあるシーン、作画はすごく好みだ。ただグロく、まき散らすだけのあの作品の戦闘シーンにはない少年誌らしさが素晴らしい。宗教チックな難しい世界観だが嫌いじゃないしね。

 少しありきたりな設定で見覚えのある印象だが、こういったジャンル好きにはハマるだろうと人気になるのも頷けた。

まとめ

 アニメ化も決まっているので、人気なのも間違いない(諸説ある)が好みによる。こればかりはそう言うしか出来ない。個人的にはおもしろいと思うし、結構さらっと読めたかな。ただ、展開速いなぁとぼやきたくなる印象でした。(笑)

 それ以外は少年誌らしい(そればっかり言ってる)王道なバトルなので、NARUTOとかBLEACH好きな方はぜひ読んでみてほしい!ジャンプ+なら初回無料で読めるはずです!

 そして何よりアニメ化の情報はとても楽しみですね!

以上、地獄楽。を読んでみて。でした。

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