2021年12月24日。
世間ではクリスマスムード一色。冬の寒さで身も心も冷えてくるこの日、ある場所では人々がアツく盛り上がり、熱気で雪すら溶かしてしまっていた…。
以下、記録。
記録-2021年12月24日 劇場版 呪術廻戦0公開。
同月25日、アニメ好き中年男性一人が興奮のあまり映画館で震えだす。映画は最高だった。
もう一度観ることを決意して、次の予定を考えているとき自然と口が動き出す。『あなたが望むなら―この胸を射通して―…… 』
そして、その中年男性は『逆夢』を永遠と口ずさむ呪霊に変貌。(?)
同日、うるさすぎて祓われる。
とまぁ、ふざけてばかりいられません。待ちに待った【劇場版 呪術廻戦0】が始まったので観てきました!
呪術廻戦
原作:芥見下々さん・週刊少年ジャンプにて2018年より連載。2021年12時点で累計発行部数6,000万部を超える大人気バトルファンタジー漫画!
少年誌だから王道バトル!というより邪道なイメージの強い漫画で、小さいお子様にはあまりおすすめ出来ない激しい描写も多い。だが、個人的には鬼を滅するやつよりも好きである。
そんな呪術廻戦の中でもファン熱狂のストーリーが映画化となった。【呪術廻戦0】といえばまさに映画向き。最高かよ…。
劇場版 呪術廻戦0、最高すぎる
とにかく一番最初に言いたいのは
最高におもしろい!!
これに尽きる。
原作も読んでましたが、構成も原作通りでファンは感動しただろう。私は感動して震えていた。さらに言えば、漫画では表現しきれていない躍動感は素晴らしかった。
あれがMAPPAの本気だ。MAPPAの本気については後で触れられれば触れていこうと思います。←
さて本題ですが0といえば、アニメではまだ登場していない『乙骨憂太』が呪術高専に入学するところから始まるストーリー。乙骨がメインに展開していくので、主人公の虎杖や伏黒、釘崎とかは登場しないので注意。
漫画を読んでいると「作者は…棘があまり好きじゃないのかな…?」って思うことがあるけど、今回の映画に関しては最高としか言えなかった。先輩たちの話はとてもワクワクする。出てくるだけで興奮する。
では、ストーリーをちょっとだけ。
ストーリー(ネタバレ注意)
- まず乙骨(リカちゃん)が同級生数人を掃除ロッカーに詰め込みます。※
- 乙骨は能力のせいで秘匿死刑扱いになるが、五条先生が助けます。この頃の五条先生は包帯巻いてるんですね。
- そして呪術高専に入学。
- 自己紹介にて乙骨の異様さに真希・棘・パンダが気付く。ちなみに入学時点で乙骨の等級は"特級"というバグ。(笑)
- 真希と校外学習へ。小学校で失踪事件が起きているので調査開始。※ここで最初の真希さんの動きがカッコよすぎる。漫画だと一振りのしょうもない一コマだったのに…MAPPAすげぇ。
- 失踪事件の主犯呪霊が登場。呪霊に飲み込まれる。子供は見つかったけど真希さん負傷で一大事。乙骨は耐性◎で問題なし。
- リカちゃん2度目の完全顕現。呪霊消滅。
- 五条先生にリカちゃん使うな言われ剣術修行開始。真希さんにボコられながら成長。真希さん格闘術が素敵すぎて◎。
- パンダが冷やかす。
- 五条先生がフラグ立てまくって、当時2級術師の狗巻棘に任務を命じる。そこへ乙骨も同行させる。短髪棘キターー( ;∀;)ーー‼
- 商店街到着。呪言『爆ぜろ』で任務終了。かと思いきや、夏油傑が呪霊を送り込んでくる。棘&乙骨の共闘!棘本当にカッコいい。内山君イケボすぎる。捻じられたい。←
- ノドナオールの効き目がヤバすぎる。
- 夏油が12月24日に百鬼夜行を行うって宣言しに来ます。『僕の射程だよ』って地味にカッコいい台詞。櫻井先生はさすがっス。
- 百鬼夜行当日。乙骨・真希さんは高専で待機。
- 百鬼夜行の本来の目的が乙骨だと気付く五条先生。急遽パンダ・棘を高専に飛ばす。
- 中村悠一さんと山寺宏一さんの戦闘。五条先生の超カッコいいシーン『悪いけど、今忙しんだ』に大興奮。映像が綺麗すぎて鳥肌立った。
- 夏油が高専に潜入。真希さんが大変なことになる。パンダ善戦するも敗退。棘が加勢するも『落ちろ』ではさすがに倒せんて…。
- 3人ボロボロにされて乙骨激怒。リカちゃん3度目の完全顕現。『来い!リカ!!』がどうしようもなく緒方恵美さんで別のアニメを思い出し落ち着く。
- とりあえず3人を救い、戦闘開始。
- いきなり狗巻家の呪言を使う乙骨。巷では、乙骨の能力は"無条件での術式コピー"って言われていますね。反転術式で仲間も治療しますし、呪言もリカちゃん顕現も出来るし…チートすぎる。
- 夏油が見た目によらず体術強くて驚く。
- 取り込んだ呪霊をこれでもかと使用。特級仮想怨霊"化身玉藻前"を使用するも即破壊。(笑)
- それならばと呪霊をまとめてぶっ放す、極ノ番"うずまき"を使用するも不発。(笑)
- なんか…夏油が大した存在じゃなく思えてくるけど本当はすごく強い。
- とにかく端折ったけど、戦闘シーンはマジで神がかってる。鳥肌が止まらなくて少し寒かった。赤‼は本気で感動した。
- 主題歌『一途』の歌詞そのままに力を貸してもらい、乙骨勝利!
- 夏油傑が親友である五条悟に止めを刺される。口パクはなんて言ったの?
- リカちゃんとの契約を乙骨自らが破棄したため、リカちゃんが折本里香として成仏。(原作ではまた出てくるので術式コピーはほぼ間違いない)
- 乙骨が海外へ(原作ではここら辺から1巻の始まりかな?)
- END
感想は言うまでもなく
いやぁ~!!おもしろい!!
原作通りでしっかりファンを大切にしている構成も素晴らしい!単行本1巻を約100分に詰め込むためテンポはやや速めに感じるけど、内容が忠実に再現されてるから文句がない!
そして何度も言うが…やはりMAPPAが本当にすごい!!
途中にも書きましたが戦闘シーンの滑らかさが尋常ではない。ufotableもすごいんだけど、MAPPAはカメラワークが完璧!躍動感・キレ・色すべてが上手すぎる!
漫画ではあっさりと描かれている1コマを"こう動いてるんだろうな"って魅せるセンスが抜群。乙骨と夏油の戦闘で赤‼ってシーンがあるんだけど、あの勇気も大したもんですよ。
あそこであのシンプルな色一発は驚きと狂気を感じました。天才です。
まさにアクションアニメのために生まれたようなアニメーション制作会社だと感心してしまう。
キャストには少し賛否はあったようだけど、一度観てしまうと違和感ないですよ!!…いや、ごめんなさい、それは言い過ぎた。違和感はめちゃくちゃあります。どう聞いてもシンジ君だもん。
乙骨の性格やストーリー上は全く問題ないんだけど、エヴァ観た方だとこの"緒方恵美感"拭えないだろう。『リカちゃんを…返せ!!』とか言い出さないか心配した。(笑)
冗談はこれくらいにして、キャストにも特段文句はなかった!変な芸能人とか使わないのもとても好感が持てる。山ちゃんが出てきたときは草が生えた。
普段アニメ観ない人にもおすすめ出来ますね!観ていない人がいたら絶対に観たほうがいいと、おもしろいと思わせる内容と映像美に感服しました!出来るならば原作は読まずに行く方がいいかも!?
これは必ずもう一度観ることを誓います!来場者特典の第2弾とか何かあるのかな?楽しみです!!
来場者特典第1弾
今回、来場者特典として来場者に配布されたのが【呪術廻戦0.5巻】でした!
キャラ紹介はもちろん、キャストや制作陣へのインタビューや番外編などが薄い本にたっぷりと記載されている。『教えて!芥見先生』では芥見先生に47問の質問をしているので必見。
なんならネームなんかも描かれているので興味がある方はメルカリなどでどうぞ。(笑)
原作も映画もみてない!って方には壮大なネタバレになるので気を付けてね!!みた方には小ネタが多いのでまた少し呪術廻戦を好きになること間違いないのでぜひ!!
※来場者特典第2弾が発表されました!
乙骨のビジュアルボード!が第2弾!これは待ちに待った甲斐がありました。ついでに公開はされていませんが、第4弾までは用意されているようです!
SNS上でも「待ってました!」の声多数なのでまだまだ呪術廻戦0の熱は冷めなそうです!