【IMAX】鬼滅の刃 無限列車編を観てきた話

 2020年、今日本を騒がしている注目の話題がいくつかある。さて、皆さんは何が最初に浮かぶだろうか?…なんて正直野暮な話だろう。

 多くの人がまず最初に思い浮かべるのは「新型コロナウィルス」(以下、コロナ)だと思う。

 今やどこに行くのも、何をするにも付きまとってくるこのコロナ。国内では、一時期マスクがなくなり、外出する人が減り、テレワークなんて言葉が流行り始めた。そしてまた徐々に感染者が増え続けていて戸惑いが隠せない状態である。この話題のコロナで1つ思ったことを言うと『こんなことになるとは思わなかった』が本心だ。

 さて、注目の話題で思い浮かぶものはコロナだけだろうか?それは否だ。

 もう日本国内で生活している人だったらどんなんものか知らなくても一度は目にしたり、聞いたりしているだろう。コロナと同じく一日生活していると嫌でも複数回耳にしているかもしれないもの。それが

鬼滅の刃

鬼滅の刃
©吾峠呼世晴/集英社・アニプレックス・ufotable

である。これがまたとんでもない社会現象になっているのは周知のことだと思う。

 吾峠呼世晴原作の全23巻で最終回を迎える漫画「鬼滅の刃」だが、1~22巻の累計発行部数がなんと『1億部突破』の快挙。レンタルショップに何を借りに行くわけでもないのによく寄っているのだが、コミックはもちろん、DVDもスッカラカン。本当にとんでもないことになっている。本当日本人って流行りに敏感で行動が早い!

 アニメも2019年4~9月の全26話で放送されたにも関わらず、さらに2020年10月に再放送される異例の事態。こんなスパンで同じアニメ放送されることは続編がやるとき以外に記憶にないんですが、結構あるのかな?ちょっとわかりません。

 1990年代に社会現象になって大人気だったエヴァンゲリオン並のいや、それ以上の社会現象を巻き起こしている鬼滅の刃。これこそまさに『こんなことになるとは思わなかった』だろう。

 そんなとんでもない作品が映画化しました。はい、拍手(激遅)

 2020年10月16日より全国公開された【鬼滅の刃 無限列車編】

 世間を賑わす大人気タイトルを観ないわけにはいかないので、観に行ってきました!全国にはすでに「9回観ました!」なんて猛者もいますが、それは別次元の話だと一旦置いといて、コロナ禍に頑張って2回目観てきた話

鬼滅の刃 無限列車編

鬼滅の刃 無限列車編
©吾峠呼世晴/集英社・アニプレックス・ufotable

 上記した通り、2020年10月16日より公開されたアニメ映画。集英社・アニプレックス・ufotableという製作会社により製作。テレビアニメ版の続きであり、原作でも人気の内容らしくとにかく期待が膨らむばかり。このときテレビアニメ版だけはしっかり観ていたが、原作未読のみち。だった。アニメ化されるまで存在も知らなかったのに、このアニメ映画様はそんな素人の期待を当然のように大幅に超えてしまった。

 公開して歴代興行収入371億円突破のぶっちぎりの第1位になりました!「君の名は。」や「アナと雪の女王」さらには「タイタニック」、「千と千尋の神隠し」をあっさりと追い越すもはや暴挙。飛ぶ鳥を落とす勢いというのはまさしくこのことだろう。

 そんな映画を公開から1週間経った頃1回目を観に行きました。コロナ禍でちょっと心配もありましたが、映画館もしっかりと対策(検温・マスク・館内ドリンク以外禁止)をしていたので、観たいその一心でいざ入場!

 とその前に私が行った映画館の紹介も少ししておこう思う。皆さんはHUMAX CINEMAはご存じだろうか?全国にというか主に関東の池袋・渋谷・横須賀・成田の4ヵ所にある映画館なのだが、今回は成田HUMAXに行ったときの話になる。

 なぜ成田なのか。理由は単純で1番近くに【IMAX】があるのがここしかなかったからである。とか言って1回目は通常版を観たのだけれど。

 先日2回目に行ってきましたが、そのときはIMAXでの上映を選択。コロナ対策で隣同士は基本禁止になっていた。それにしてもうーん、高い。が、背に腹は代えられないので購入。事前に前のほうがいいという情報を得ていたので普段より4列ほど前へ。いざ未体験へ。

※この日の上映は特典がありました!来場者特典第2弾ufotable描き下ろし『イラストカード』。

鬼滅の刃イラスト

うーん、カッコいい。

 ちなみに第1弾も同じくイラストカード。公開記念特典は単行本『煉獄零巻』だったらしいです。どっちもメルカリでめっちゃ売られてました。公式は転売お断りしていましたよ。転売目的、ダメ。絶対。(笑)

IMAXはどうだった?

IMAX

 全国に複数箇所ある映画館の上映システムで先進的な技術で映し出される映像は、鮮明で高品質なもの。作品の放映前にちょっとしたIMAXの説明が入るが、その映像だけでもかなりのクオリティで期待度急上昇だった。

 サウンドに関しても本当に臨場感があって、上から降ってくるように聞こえたり、左右に流れるように聞こえたり、下から突き上げられるように聞こえてくる。館内全体を包み込むような音に驚きが隠せなかった。とにかく映像だけでなく音にも力が入っているので高音・低音の使い分けも綺麗だった。

 そして何よりも入ってすぐ思うことが2つあった。まず1つ目は

IMAX

スクリーンでかっ!!

 通常のスクリーンの一回り以上大きく見える。そのせいで映像が近くに感じ、これまた大迫力ってなもんで臨場感が増している。真っすぐ見つめると端っこまで見えないくらい大きかった。逆に後ろにしすぎると普段の映画館と変わりがなくなってしまう気がする。なのでIMAXで観る機会があるのならば、前情報通りいつもよりも近めの席を取ることをおすすめしたい。少し首が痛くなるけども。(笑)

 そして2つ目。他のIMAXがどうなっているかはわからないが、成田のIMAXではちょっと便利なものがあった。出入り口に繋がるセンター通路に面した座席に各席ごとサイドテーブルが設置されていた。これは本当にありがたい設備だと感動した。

 通常の料金より500~1000円程高くなるのがネックだが、映画好きなら絶対に一度は体験してほしい。

映画の感想

まず率直な感想だが、

おもしろい!!!

 これは原作を全く知らなくても純粋に楽しめる。ストーリーは続きのようで続いていない短編作品みたいな作り。別に「誰コイツ?」ってなっても全く問題ないかなとは個人的には思う。でも、可能ならば原作読んでから映画観たほうがいいかな。原作を後にすると表現の差が大きく感じてしまうかもしれませんので。

 私はこのとき原作未読だったので内容は、「あ、ちょっとやばい」とハズレ感漂ってくる場面もあり、内心ヒヤヒヤしてましたが、煉獄さんの最初の戦闘シーンでの抜群の作画と迫力が鳥肌モノでスクリーンに全集中。ufotableにはさすがの一言。後半に畳み掛けてくる展開はかなり熱くなりました。泣かずに観るのはちょっと大変かもしれない。こりゃ原作読みたくなるのも頷けます。

 まず竈門炭治郎役の花江夏樹さんの気持ちの入れ方がハンパじゃない。あのサウンドトラックあったら買っちゃうかもしれないほど感動しました。本当素晴らしい声優さんだと実感。

 そしてそれよりも素晴らしいのは『煉獄杏寿郎』ですよ。カッコよすぎるだろう。キャラと日野聡さんの独特な声質が絶妙。「うまいっ!」連呼してるときガチで「うるさっ!」って思ったけど、そんな小さいことは一瞬で忘れてしまうほど戦闘シーンに見入ってました。そんな煉獄さんから発せられた

『俺は、俺の責務を全うする』

今年一響いたセリフ。作者愛を感じました。人気キャラになるのは当然の立ち振る舞い。真っすぐな漢の真っすぐな言葉に観た方なら震えるものがあったんじゃないかと思います。まだ観ていないなら絶対に観ることをおすすめできるアニメ映画でした。

まとめ

 とにかく【IMAX】も【鬼滅の刃 無限列車編】も素晴らしいものでした。

 IMAXは少し金額も高く何度も行くのは大変かもしれないが、一度も行ったことがないのであればぜひとも体験してほしいものであった。鬼滅の刃も本当おもしろいしね。

 映画館を出る頃には、汗かくほど体が刺激されていました。てかもう、手遅れレベルでびしょびしょになっていました。脇汗パッドが貫通するくらい。それくらいアツい映画だったということです。(笑)

 皆さんもぜひ見比べてみてはいかがでしょうか?

 この後、マンガも読破してみましたが、やはりよく出来た作品でした。実際はもう少し引っ張ってほしかったけど、潔く終わらせるのは好感が持てますね。

以上、【IMAX】鬼滅の刃 無限列車編を観てきた話でした。

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