ひげを剃る。そして女子高生を拾う。を読んでみて。

 ひげを剃る。そして女子高生を拾う。をご存知ですか?

 人気のあるライトノベルである。マンガ化もされており、TBSの土曜のお昼番組でも紹介されたことのある注目の作品。ラブコメが好きな方なら読んだことがあるのではないだろか?

 私もこの"背徳感のあるタイトル"を目にして心を揺さぶられた。やはり好奇心は抑えられず、どんな内容なのかとかじってみた。

 これは好奇心万歳だ。とてもアダルトな内容なのかとヒヤヒヤしたが、わりとコメディチックな面もありスラスラとページをめくっていた。簡単に言えば、おもしろい。

ひげを剃る。そして女子高生を拾う。

ひげを剃る。そして女子高生を拾う。
出典:rakuten.co.jp

 上記したが、しめさばさん原作のライトノベル作品であり、コミカライズもされている(画像はコミック版)。小説投稿サイトの「カクヨム」に2017年に掲載され、2018年に書籍化されている。

 そしてなんと、2021年4月よりアニメ化まで決まっているというから驚きだ。正直、出ている巻数からしたらかなり早い段階でのアニメ化ではないだろうか。それだけ人気があり、注目度が高い作品なんだと思う。ライトノベルは100万部を超えているようなので間違いないだろう。

 そんなひげを剃る。そして女子高生を拾う。略して”ひげひろ”の紹介を少ししていこう。

あらすじ

 IT企業に勤めるサラリーマン「吉田」が主人公。そんな吉田には想い人がいた。それは、入社してから5年間想いを寄せていた上司の「後藤愛依梨」である。ちなみにIカップらしい。

 そんな後藤さんをデートに誘い、想いを伝えるもあっさりとフラれてしまう。失恋からヤケクソで飲んだくれた帰り道、道端でしゃがみこむ女子高生「荻原沙優」と出会った。

ひげを剃る。そして女子高生を拾う。
出典:ひげを剃る。そして女子高生を拾う。1巻より

 とまぁ、マンガ版だとここまでわずか2~3ページほど。「あ、この後異世界にでも飛ばされるのかな?」って思うほど、さらっとしたとてもライトノベルらしいスタートを切る。

 そして斬新なのが主人公。吉田◯◯とかではなく、「吉田」。主人公に名前がないとは衝撃だった。とあるアニメのメインキャラ名が「一般人」並に斬新だと思った。

 そんなタイトルから目を見張るものを感じる”ひげひろ”だが、実際に読んでみた感想を伝えていこうと思う。

感想

 あり得そうであり得ない世界観。でも、現実的な話をしたら、こんなことが日本のどこかで少なからず起きているんだろうと考えてしまう。そのくらいおもしろい視点の作品だと感心した。

 とても簡単に言ってしまえば、ハーレム物であるがそれを感じさせない。楽観的な内容から突然のシリアス具合は、人間の感情を上手く捉えている。一人一人がみな人間味があるというか、考えて生きている感じがして好感が持てた。

 マンガ版は、柔らかめでわりと親しみやすい作画なのだが、"予想外"の大人っぽさが効いている。私の好みの絵だから忖度なのかもしれない、申し訳ないです。

ひげを剃る。そして女子高生を拾う。
出典:ひげを剃る。そして女子高生を拾う。1巻より

 と、褒めてばかりいるわけにもいかない。批判というわけではないが、少し裏を作るというか"予想外"を演出したいのか小走りな感じは否めない。そこを全面に推しすぎて、都合よくなっちゃいました。でも、おもしろいから見てね?テヘペロ。ってなっていかないか不安ではありますね。

 でも、こういった演出も現状では、内容的に大事な一コマになっていくのでスラスラと読めたんだと思っています。とにかくおもしろいのは間違いない。

 原作はまだ読めていないのだが、沙優の状況も少しずつ明かされ始めている。それがまた気になってしまうんですよね、ちょこちょこそういった描写があるから。さらに沙優の昔の相手が出てきたり、ドロドロした大人の悪意みたいなものも見え隠れ。

 ていうか、この作品は意味深な描写がわりと多く設けられている気がする。だから、"予想外"が生きてくるのかな。

 そしてラブコメには重要な周りを囲む女性たちは、小悪魔チックだけど、女性らしい一面にキュンとさせられる。見ていてニヤニヤしてしまうような感じです。

まとめ

 マンガ版から見ているのでライトノベルもしっかり読みたいと思った。それくらい興味をそそられる作品ですね!まだ出ている巻数も多くないので、まだ見たことないよ!って方は入りやすいと思うので、ぜひ読んでみてほしい。

 とりあえず焦りすぎずのんびりとストーリーを展開していってほしいと思う。日常系ラブコメだと思ってドキドキ・ハラハラしながら見て、たまにある感動を噛みしめたいので。(笑)

以上、ひげを剃る。そして女子高生を拾う。を読んでみて。でした。

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