ブレイクブレイドをご存じですか?
コミック発行部数360万部の人気ロボットマンガです。ロボットって言ったら、ガンダムなんかが有名ですよね。コアなファンなら、ぼくらのとかラインバレルとか様々あると思います。
そんな中ヒッソリと人気があるブレイクブレイドの紹介をしていきたいと思います。
ブレイクブレイド
吉永裕ノ介さん原作のマンガで、アニメや小説などもあるメディアミックス作品である。
2006年から月刊少年ブラッドで連載が開始され、転々としてからCOMICメテオにて連載している。
戦争をテーマにしたロボット物ではあるが、ヒューマンドラマのようなストーリーはとても見ていて感動する。
ロボットもキラキラしたようなものではなく、鉛玉でドカンみたいな古くさい戦闘が魅力。動きも派手さはないが、それがストーリー展開上でもかなりの魅力になっている。
だが、作者曰く、「ロボットの絵は思ったより難しい」らしい。
あらすじ
「石英」という鉱物に命令を与える魔力を持って生まれてくる人々。そんな世界に生まれた「ライガット・アロー」は、皆が当たり前に持っている魔力を持たない異端児であった。
そんなライガットも士官学校に通っていた経歴があり、その士官学校時代に3人の親友がいた。現クリシュナ国王である「ホズル」とその妻「シギュン」、そして「ゼス」。
ある日、ホズルより王都へと召喚されるライガット。そこで聞かされたのは、隣国アテネスから領土侵犯という事実上の戦争状態だということと、その最前線でアテネス軍の隊長をしているのがゼスだということ。さらに降伏条件は、クリシュナ国王ホズルとその妻シギュンたち王族の処刑だった。
信じられない事実を聞かされ、一度は逃げ出そうとしたライガットだったが、ホズルが降伏の覚悟を決めたことを知り、親友を助けるため抗うことを決めた。
とまぁ、こんな感じ。このあとストーリー上重要になる「デルフィング」が登場してきて、どんどん入り乱れて話が進んでいきます。とても先が気になる展開が最高です。
感想
人間の感情の描き方が上手い。少し遠回しな表現が多けど、理解できたときにぶわっと感情が入ってくる感じです。
ロボットで白兵戦のような戦闘が多く、派手さはあまりないですがこれがおもしろい要素です。戦争がメインテーマになっているので、少し残酷な描写もありますが、作者の思惑にまんまとのせられていくのがわかる。上手いです。
キャラたちの関係性とか、立場とか、心理的な物がグッと伝わりますね。自分がこうなったら確かにそうなるな…ってとても考えさせられる。何度も読み返しちゃうんですよね。
あの2人の気持ちがわかりやすすぎて、もう尊いというかもどかしいというか。時々見せてくるアダルトなストーリーも感情移入させられるプロセスですね。感動シーンが多くて困ってしまいます。
でも、話が進んでいくと「どうして?」って展開がちょくちょく出てくるのは少しもったいないかな。どうしてそんなに強いのかとかね。
伏線というか謎な部分の説明がちゃんとされたらもっとおもしろい展開になって、話が広がっていくと思います。単行本勢なのでどこまで話が進んでいるかはわかりませんが、18巻もかなりミステリアスな展開になっていますね。どうなったんだろ。
私は連載で読む時間がないので、コミック全巻買って読んでいます。それくらいおもしろい作品であり、興味をそそられます。伏線も含め、そういった部分の回収も期待していますので楽しみです!
まとめ
とてもおすすめ!現在も連載されている作品ですので、読んでみてほしい。
あまりロボットを見ないって方でも、ストーリーだけでおもしろいと言ってもらえると思う。派手なバトル物が好きだったり、ラブコメとか日常しか見ないとかだと厳しいかもしれないが。(笑)
でも、見て損することはないと思うので、ぜひ一度は試してみてほしい!
以上、ブレイクブレイド。を読んでみて。でした。