酒と恋には酔って然るべきをご存知だろうか?
タイトル通りお酒好き集まれぇ!ってくらいお酒について語ってくれる大人の漫画。そして時折見せるシュールさと大人の香りでスラスラ読めてしまうから困ったものだ。
では、少し紹介していこう。
酒と恋には酔って然るべき
はるこさん原作で、大人の女性向け漫画雑誌『Eleganceイブ』にて連載された少女漫画というべきだろうか。実際のところ甘ったるい恋愛要素は少なく、兎にも角にも"お酒"が付きまとう作品。
根本的にお酒に興味がないと読んでくのは辛いのかもしれない…ってわけではないのがこの作品の魅力である。
ちょっと紹介していこう。
あらすじ
32歳・OL『藤井松子(独身)』。とにかくお酒をこよなく愛する(特に日本酒)
そんな松子は、仕事終わりの飲み会に参加しない後輩・『今泉和知』とサシ飲みをすることになる。そこでひょんなことから松子の家で飲む約束をしてしまう。社交辞令だと思いながらも今泉に少しずつ興味を持ち始め浮かれる松子。
少しSっ気のある今泉に軽く翻弄されながら、毎日をワクワクと謳歌していく。
だが、ある日思いもよらない報告が松子に舞い込んでくる。お酒と恋に酔いながら奮闘する?独身OLのラブコメディ。
感想
お酒に少し詳しくなれるかも?現存する銘柄なども数多く紹介してくれているので興味がある方はおすすめです!
肝心の恋愛要素ですが、"大人の恋愛"って感じですね。学生たちの甘酸っぱくてキュンキュンしたものを望むのであれば…お帰りいただいて。(笑)
でも、現実味があってこういう経験した方も少なくないんじゃないかなって思います。婚期に悩む女性をふんわりだけど上手く表現しているし、コミカルな内容から意外にも深みのある人間模様が見え隠れ。
松子とか今泉、それから"彼"の言動は「あ~…」って思わせられる。思わせぶりのような言動も女性だけではなく、男性にも当てはめることができるのでちょっと共感しちゃいました。表面だけで見たら「ナニコレ」ってなってもおかしくないけどね。(笑)
登場人物に自分を投影できる方は結構しっくりくる内容になっていると思うので、好き嫌いがはっきりと分かれてしまう作品かもしれません。
6巻ではとうとう松子が攻め込みました!もうドキドキして、軽い雰囲気のイラストなのに見入っちゃいました。これからどう展開していくのか見物です!
まとめ
私は好きです。表紙はとても親しみやすく手に取りやすい作品ですね。
人気が出るかと聞かれるとそれはまた別の話ですが、ドラマ化とかはしやすい内容かもしれません!展開を少しだけ誇張する必要があると思いますが、ちょっと期待したいですね。イメージとしては、比嘉愛未さんとか松子役似合いそう。(笑)
まぁ、大人の男女が読んで「ふっ」っと笑ってしまうような軽くて・深い印象を受ける作品な気がします。お酒の話も多いので、ゴリゴリでコアな少女漫画ユーザーは不向きかもしれませんね。男性に対してのキュン要素はほぼ存在しないので。(笑)